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著作権問題をめぐる私刑について

どんな理由があっても、女子児童のブログにポルノ写真をイヤというほど貼り付けるのは正しい行いではない。「正義」を掲げる人たちはどうしてみんな黙ってるの??やられて当たり前だなんてヘラヘラ哂っていられるの??

著作権と表現の自由について考えていくシリーズの前書きです。何を問題とし何を展望するのか、最初に整理しておきます。

ヤフー・ブログ内での著作権・パブリシティ権等の「侵害」、ブログの規約・ガイドライン「違反」行為を扱うブログや記事を多く見かけるようになりました。一般的に遵法意識向上を訴えるものももちろんあるのですが、「問題」ブログを特定して、これを批判するものも見受けます。
「啓蒙」、「注意」、「摘発」、「糾弾」、「観察」等々、スタンスは異なりますが、いくつかの共通点があります。

(1)その中でもっとも気になるのは、特定のブロガーの行為を法律違反・規約違反と決め付けた上、「改心」・「更正」しなかった場合、行為に対する批判を超えて、人格的な批判に踏み込んでいること。批判というより罵倒・誹謗中傷と言ったほうがいいかもしれません。そして批判され晒されたブログにアラシ・嫌がらせが発生していることです。更に、批判した側が、この事態を「自業自得」「どっちもどっち」「荒らされたほうにも問題がある」などと当然視していることに驚かされます。
わたしは、この一連の流れ、批判・晒し→アラシ→アラシ是認→批判と嫌がらせのエスカレートを、ネット上の私刑(リンチ)と見ます。

ネット上で「問題あり」とみなされた人間に対して、集団で制裁行為またはそれに近い行為を行うことは、制裁する側がたとえ正義感をもっていたとしても、単に面白がっててやっているのだとしても、同様に許されるべきではないと思います。ましてや中学生と目されるブロガーにポルノ写真を見せ付けるなど断じて許してはならない。

若干性質は異なりますが、「無断リンク禁止」を訴えたブログへの一種のつるし上げ行為について、記事・コメントで触れているのを興味深く読ませていただきましたので参照してください。わたしはこれも私刑の側面を持っていると思います。かなりの数のマスメディアのサイトが無断リンク禁止・リンクの事前審査をうたっていることに対して批判を浴びせるならともかく、影響力の小さな一個人のブログに矛先が向くのは弱いものいじめではないでしょうか。
Webという社会は,迂闊なことを言えば魔女狩りにあうもの onoxさん
落としどころ mugiさん

いずれ詳しく述べていく予定ですが、肖像権・パブリシティ権の侵害は民事事件ですので、損害賠償の請求や侵害行為の差止請求は当然当事者(侵害されたもの)またはその代理人でなければ行えず、著作権侵害については民事上は同様、刑事上では行為にもよりますが基本的には親告罪です。したがって、第三者が名指ししてその人の侵害行為の罪を問う権利はありません。権利がないばかりかその行為は名誉毀損の恐れがあります。

著作権者の立場からすると、自分の著作物を他人が複製または有線送信することを認めるかどうかは自分自身の専権であるのに、自分の代理人でもない第三者が勝手にそれらを禁止したり犯罪行為よばわりすることは、はなはだ迷惑なことである。とりわけ、告訴するつもりもない行為を犯罪よばわりする第三者の出現によって、あたかも、著作権者自身がケツの穴の狭いヤツだと思われることは心外である。無関係な第三者の不用意な発言によって著作権者自身が損害(とりわけけちだと思われることによる名誉毀損、このようなけちな企業の商品を買うのをやめようと消費者が考えることによる商機の逸失)の賠償を、民法上の不法行為に基づき、お節介な他人に対して請求することは、十分に正当化されよう。
(中略)
権利者とすれば、実際の意思よりもやや厳しい警告メッセージを表示したうえで、複製等を行った者の立場と行為の態様、それに自分に対する迷惑の大小と権利行使のコストを勘案したうえで、個別に権利行使するかどうかを任意に決定したいと考えるのは、当然のことである。それゆえ、著作権者が上記のような表示をしているからといって、著作権者の代理人でもない赤の他人が勝手に、著作物のコピイについて攻撃することも正当化され得ない
(中略)
あなたが密告者やお節介な非難者になりたいと考えるかどうかは、あなたの生き方の問題である。ただし、へたに他人に対して"著作権侵害である"とか"犯罪行為である"とかいって非難したあげく、それが不相当であった場合にはもちろん、相当であったとしてもことさら公にののしる必要がないのにそうした場合には、名誉段損(私法上は民法における不法行為。刑法上は名誉毀損罪を構成する法的リスクをみずから侵すものであることを知っておくほうがよいだろう。
第三者の著作物の複製に対する批判の不当性(ネットワーク知的所有権研究会 弁護土 寺本振透氏)より引用



特定のブロガーを人格攻撃したり犯罪者と認定したりして悪質な嫌がらせのきっかけを作ること、そしてその嫌がらせを是認することを、ネット上の私刑の一部を構成する行為と認識して、これを直ちに中止すべきだと考えます。

※前書きはまだ続きます。著作権侵害について書かれた記事の共通点(問題点)について引き続き示します。多くの記事がネット上の情報の拾い読み程度の知識で書かれているのではないかと感じています。専門書はもちろん、著作権法の条文そのものも読んでいないのではないかと思われる記述が多すぎるからです。

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■オレ発:ヤフーブログ情報局
厨坊ブロガーの問題点=親の放任
荒らしと、「。・゚♡゚・めぐみの生活日記。♥。・゚」

■楽しむYahoo!ブログの作り方♪
Yahooブログ上でのアバター画像の利用について(著作権侵害問題)
肖像権について(有名人の写真掲載はダメなの?)
★上記2記事はなぜかトラバできませんでした。

■駄文ログ
Webという社会は,迂闊なことを言えば魔女狩りにあうもの

■Mugi2.0(むぎむぎ)
落としどころ

元記事 http://blogs.yahoo.co.jp/tonko_hard/17613438.html
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