何世紀も前からあるこの古いお菓子「ビスコッティ・ディ・プラト(プラート)Biscotti di Prato」の最初のレシピは、プラト州の古文書に保管されています。その古文書はアマディオ・バルダンツィという18世紀のプラト出身の博学者によって記録された文書です。この古文書によると「ビスコッティ」というのはジェノバ人に伝えられたものです。
「ビスコッティ・ディ・プラト(プラート)Biscotti di Prato」のレシピは、19世紀になって菓子職人アントニオ・マッテイによって取り戻され、そのときからプラト独自の「ビスコッティ・ディ・プラト(プラート)Biscotti di Prato」は他の現代の無数の種類のビスケットと区別できる伝統的なレシピになって今までずっと変わらないままです。 (中略) 菓子職人アントニオ・マッテイの「ビスコッティ・ディ・プラト(プラート)Biscotti di Prato」は小麦粉、砂糖、卵、アーモンドおよび松の実を入れて作ります。他のものは一切使いません。アーモンドは焼きもしなければ皮も剥きません。イーストも、また、バター、油、ミルクなどの脂肪類は一切用いません。