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大阪レポート【5】釜ヶ崎(4)

NPO釜ヶ崎の活動の柱の一つが「就労機会の提供」です。宿泊施設や食事の提供だけにとどまらず、野宿労働者が再び自立することをサポートするということです。今流行の言葉で言えばセーフティ・ネット。社会の最底辺にセーフティ・ネットを張る事業です。それを、釜ヶ崎及び周辺地域の街づくりと結び付けているのが特色だと思いました。

例えば、早朝に日雇い求人の行われるセンターの車両誘導があります。その後は釜ヶ崎の街を清掃します。この清掃は自らの居住地域の美化にも役立ちます。その他にも、市内・府下の施設・道路の除草・清掃、保育所の遊具のペンキ塗りなどの作業もあります。これらは全て府または市からの委託事業です。日当5700円が得られるのですが、対象は55歳以上の高齢者に限られ、登録人員(2008年度で2272人)に対して就労枠が少なく、月に3回程度しか仕事につけないという状況です。そこで、こうした公的就労とは別に、社会福祉法人や民間企業などからも同様の作業を請け負い、また、自転車修理や園芸作業などの技能講習、あるいは民間企業から発注を受けた軽作業(内職)など、複合的に就労と自立の機会を作り出しています。

花屋
お盆休みでシャッターが閉まっていますが、これはNPOが運営する花屋さんです。同じくNPOが運営する作業所が木製プランターを作り、地域内のあちこちに花が置かれています。これも労働者の自立と心安らぐ街づくりに貢献しています。

医療・福祉相談も大事な活動です。目からうろこが落ちたのは歯の大事さ。日雇い労働者や野宿者は口腔内の衛生状態が悪く、歯が抜けたり欠けたりして、物が良く食べられずに栄養状態が悪化したり、相貌が悪くなって雇用にも不利だったりするので、医療関係者のボランティアでその改善も図っているということでした。

全ての事業・活動を紹介しきれませんが、まずは労働者の命をつなぎ、そして再び社会で自立していくための様々な活動が相互に連携しながら行われているのが実感できました。やっぱり、フィールドワークが大事です。現場を見なければ何も分らないと思いました。

※まだ続きます!

■大阪レポート・シリーズ
 大阪レポート【1】 イントロダクション
 大阪レポート【2】釜ヶ崎(1)
 大阪レポート【3】釜ヶ崎(2)
 大阪レポート【4】釜ヶ崎(3)
 大阪レポート【5】釜ヶ崎(4)
 大阪レポート【6】釜ヶ崎(5)
 大阪レポート【7】釜ヶ崎(6)
 大阪レポート【8】飛田遊郭
 大阪レポート【9】新世界
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 野宿者と「生活の柄」

元記事 http://blogs.yahoo.co.jp/tonko_hard/44026345.html
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