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個人主義についてのメモ(2)?「他者」と「他人」

松内被告は「情報を記録したCDを送付したのは事実だが、防衛秘密を他人に漏らしたとは考えていない」として内部漏出は無罪だと主張した。
イージス艦情報漏出、3佐が無罪主張 初公判

イージス艦情報の漏出事件そのものに対する関心はあまり大きくないが、この事件の被告が「防衛秘密を他人に漏らしたとは考えていない」と主張しているのに興味を持った。

日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法第三条は「左の各号の一に該当する者は、十年以下の懲役に処する。」と定め、その三に「特別防衛秘密を取り扱うことを業務とする者で、その業務により知得し、又は領有した特別防衛秘密を他人に漏らしたもの」とある。他の条・項でも「他人」という語が出てくる。被告の主張は、情報を渡した相手は「米海軍のイージスシステムの課程を受講、(海自第1術科学校の)教官でもあり、海自内部でもイージス艦の情報を知りうる立場だった」、つまり「他人」ではないというものである。我々は「他人」という言葉にどのような意味合いを認めているのだろうか。

「他人」という言葉は大きく分けて3つの意味で使われている。
(1)自分ではない人。自分以外の人。
これは「他者」と同じ意味である。「自分」という語には「他人」が対になり、「自己」という語には「他者」が対になる。日常会話では「自分・他人」を使うことが多く、「自己・他者」は硬い語感からか会議や討論といった場や書き言葉を除いてあまり使われない。
(2)親子・兄弟ではない人。血縁関係のない人。
(3)部外者。第三者。
英語だとそれぞれの意味に応じた異なる語があるが、日本語は「他人」という一語に複数の意味を持たせている。

「秘密保護法」の言う「他人」とはどういう意味なのか、検察側はこの「他人」をどう解釈しているのかはちょっとまだ分らない。が、被告側は明らかにこの「他人」とは(3)の「部外者」であると主張しているように見える。(2)と(3)をあわせて、「他人」を、血縁・地縁または特定の利害に基づく共同体の外部の者とするならば、それと対となる共同体内部の者を示す語は「身内」である。内部を示す「身内」の中には当然「自分」も含まれている。「自己・他者」という認識と、「身内・他人」という認識の差は、自分が個人として「社会」に参加しているのか、「世間」のしがらみの中で立ち回っているのかという意識の差を示しているように思える。


▼個人主義についてのメモ(1)

元記事 http://blogs.yahoo.co.jp/tonko_hard/43099128.html
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