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性犯罪と「自業自得」論(1)

それにしても、一部メディアのヒステリックな伝え方はいったいどう理解したらいいのか。事件は事件、安保は安保、と冷静に切り離し、日米同盟の死活的な重要さに思いをはせてこそジャーナリズムだ。

 「住民自決は軍命令」と信じて疑わない体質と共通する情緒的反応の弊害を、そこに指摘しないわけにはいかない。

 「知らない人についていってはダメ」。筆者などの世代は子どものころ、親から口うるさく言われたものだ。

 米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことは無念、という以外にない。(客員編集委員 花岡信昭)

【政論探求】「反基地」勢力が叫ぶいかがわしさ 産経ニュース

花岡信昭氏は産経新聞客員編集委員で「保守派の論客」とされる人物である。(経歴はウィキペディアを参照)
上記引用記事は、沖縄の「『反米』『反基地』勢力」が今回の米兵強姦事件を政治的に利用していると批判しながら、事件を「『反米』『反基地』勢力」批判に利用するというあざといものである。そして結論は例によって「自業自得」論である。わたしの記事は「自業自得」について考えるものなので、ここではあえて基地問題には触れない。花岡氏の文章の中に、性犯罪をめぐる「自業自得」論の典型的なパターンが見受けられるのを取り上げてみたい。

この種の事件の論評はきわめて難しい。どう書いても、建前が先行してしまう。犯人の米兵が非道、悪辣で、被害者の中学3年、14歳の少女は気の毒であることこのうえもない。その貴重な人生に考えられうる最悪のキズを負ってしまったことを思えば、言葉もない。

なんともはやの沖縄「少女暴行事件」  はなさんのポリログ

「自業自得」論者の常套手段は、まず加害者が悪い、被害者が気の毒だと建前的に言っておくことだ。そして「言葉もない」といいながら、「自業自得」の本論に入るのだ。

 一報を聞いたときにとっさに感じたのは、米兵が「強姦」で逮捕されたということへの疑問だ。なぜ「強姦致傷」ではないのか。

 車の中での犯行だから、手足に打撲傷などを負っていてもなんら不思議ではない。全治何日間、あるいは何週間という発表がなかったのはなぜか。まったくケガをしていなかったのか。

抵抗していないから怪我をしていないのだろう、つまり強姦じゃなくて和姦なんじゃないか、と言いたげだ。成人の女性でも体格・腕力に勝る男性に暴力を振るわれて抵抗することは困難だ。恐怖で体が硬直し、声も出せないことも多いという。ましてや女子中学生がアメリカ軍海兵隊員の猛者に抵抗することはほとんど不可能であることは想像に難くない。

あるいは、過去の判例で処女への強姦つまり処女膜の損傷が強姦致傷と見なされたことを念頭に、強姦致傷でない→中学生で非処女→不良→強姦されても大したことではない、と言うことか。

米兵が3人連れの少女に声をかけ、なぜ、被害者の少女だけ家に送るとバイクに乗せることになったのか。

これも加害者と被害者の間で何か合意があったか、または被害者に重大な落ち度があったのではないか、と言いたいのだろう。

 朝日によれば、米兵は「成人だと思った」と供述しているという。事件当時、少女はどういう服装をしていたのか。成人だと思ったというのが本当なら、化粧をしていたのか。

 少女たち3人は、夜の8時半に沖縄市の繁華街で、アイスクリーム店から出てきたところを米兵から声をかけられ、5分ほど会話した、という報道もある。

極めつけの「自業自得」論だ。例えば男を誘惑するような服装や化粧をして、しかも声をかけられて会話をしているのであれば、被害者が犯罪を誘発したのだと言わんばかりだ。

強姦などの性犯罪の取調べでは、被害者の抵抗の程度、処女か否か、「貞操」観念、隙や落ち度の有無が詮索される。さらに裁判では被告(加害者)側は、強姦ではなく和姦(つまり無罪)の主張のために上記の点を持ち出す。これらは全て被害者にとっては二次被害(セカンドレイプ)となる。世間の好奇の目も含めて、こうしたセカンドレイプを恐れて泣き寝入りする被害者も多いと言われる。花岡氏の文章は、性犯罪被害者への「自業自得」論のスタンダードなものであり、それはつまりセカンドレイプに他ならないと思う。

で、参考記事というか、週刊新潮(2月21日号)を紹介したい。
タイトル
「危ない海兵隊員」とわかっているのに 暴行された沖縄「女子中学生」
記事の末尾
いずれにせよ、「危ない」はずの米兵に気軽に付いていったツケは14歳の少女にとってあまりに重いといわざるをえない。
さすが、週刊誌の雄。ぴしりと締めている。

「沖縄事件」参考記事 はなさんのポリログ
(無駄な改行は引用時にツメました)

産経新聞と週刊新潮が一つ穴のムジナ、まともなジャーナリズムでないことはこの一文で明らかだろう。こういう論調がネットでの被害者叩きに暗い喜びを見出す連中を煽り立てている。

あなたが望まない性行為は強姦です。
人間にとってプライバシーは譲ることのできない基本的な権利です。身体は精神と同じく守られるべきプライバシーであり、あなたの身体はあなた自身のものです。誰かが勝手に触れたり、性行為を強要することはできません。
相手が誰であろうと、どのような状況であろうと、あなたが望まなかったら強姦です。

被害にあったのはあなたのせいではありません。
あなたにはいかなる責任(落ち度)もありません。

被害にあったあなたへ 東京・強姦救援センター


わたしはこの立場を支持する。性犯罪被害者に対する「自業自得」論に徹底的に反論していくには、強姦・性犯罪とは何なのかを徹底的に考えていくことが必要だと思う。

つづく。

※参考記事
あほうは寝ていろ
花岡信昭氏には「鬼畜」よりも「腐れチンポ」がよく似合う

元記事 http://blogs.yahoo.co.jp/tonko_hard/39944362.html
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