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転載問題への関心の持ち方の違いを整理する

本人が転載していいというんだから転載していいんですよ
blog.fuktommy.com
まっとうな転載機能の仕様を考える
転載問題
それは仕様?あるプログラマの手記

上記記事を興味深く読ませていただきました。はてブコメントも。このところ「善意の転載」を契機に転載、転載機能をめぐって多くの発言がされてきたわけですが、この問題についての何に関心があるのか、その比重の置き方の違いがようやく見えてきたように思います。転載、転載機能について論点を整理してみます。

【(1)転載機能を使った善意の押し付け】
「善意」ということを自ら口にして、しかもそれを転載機能によって拡散させることへの拒否感・違和感。「善意」ないし「善意の押し付け」に関心があり、機能についての関心は副次的。
【(2)転載機能を使ったチェーン・テキスト化】
チェーン・テキストの害に一番関心がある。転載機能はチェーン化を助長するものなので問題があるということ。機能についての関心は副次的。
【(3)転載機能が自己表現と発信というブログの醍醐味を失わせる】
ブログ上の表現にとっての転載機能という視点。他人の記事を自ブログに取り込むことの習慣化は、ブログを書くことの本来の意味を損なう。機能そのものに関心がある。
【(4)転載機能が不法行為を拡散する】
goo絵文字事件に象徴的なように、転載機能が著作権・肖像権侵害、名誉毀損などの不法行為を連鎖的に拡大してしまうことに危惧を持つ。機能そのものに関心がある。

※一人の言説に複数の要素があるのはもちろんですが機械的に分けてみました。
※今回の件はいじめ問題こそが論点なのだと強弁する向きもありますが、転載要請の無いいじめ関連記事であればここまで問題は大きくならなかったでしょう。

これを更にいくつかの分け方で分類してみます。

(1)は転載機能によって運ばれる中身を問題にしています。(2)は転載機能という道具の使われ方、(3)、(4)は道具の存在自体を問題にしています。

論者の価値観によって判断が分かれる、つまり白黒の決着がつかないのは(1)、(3)です。議論が不毛とは思いませんが、「価値観が違う」の一言で終わってしまう話ではあります。ところが(2)は場合によって、(4)はどんな場合でも実害がある、価値観の違いで済まされない問題です。

言及の目的がその上に被さります。一つは議論(意見表明→意見交換→相互浸透)自体を目的とする立場。もう一つは具体的な成果を求める立場。具体的には、(1)サービス提供者による、転載機能の改善ないし撤廃、(2)反対論者による、発言者の価値観(善意の押し付けは良くない、ブログの記事は自分で書くべき)の受諾、この二つしか成果はありません。しかし、(1)はサービス提供者に要望し、サービス提供者が実行すべき客観的根拠があるが、(2)に関しては価値観の問題であって、反対論者が受諾すべき客観的根拠はありません。

以上の分類の仕方を当てはめると、わたしの立場は、
現行の転載機能は、著作権・肖像権侵害、名誉毀損といった不法行為を拡散したり、チェーン・テキスト化による風評被害・個人情報流出その他の不測の事態を発生させる可能性があるなど、機能として問題が多いので、サービス提供者であるヤフーに、機能の改善ないしは撤廃の要望をしていくべきだ
ということです。
その上で、転載機能の撤廃(譲っても改善)をヤフー側に実現させるためにもう一つ付け加えるべきことは、現行の転載機能使用が法的にどういう行為として位置づけられるのかを解明し、それが法的に問題があることをはっきりさせて、実装・放置するサービス提供者の責任を問うことだと思います。

わたし(わたしたちと言ってもいい)の議論の目的はそういうことです。

「ほぼ」同じ問題意識を持つFDさん、Adan Kadanさん、わたりとりさんの最新記事がアップされています。FDさんの記事は転載ボタン表示を「複製の許諾」と捉えると軌道修正した上で、「黙示の許諾」について詳細にかつ分りやすく述べられています。Adan Kadanさんの記事はWinnyやファイルローグの事件を参考に、サービス提供者の責任について論及されています。わたりとりさんは、ちゃぶ台をひっくりかえす議論を展開しています(ぎゃははは!)。どれも必読です!!
ひっそりと転載機能を考えてみます・・・その5 FDの考え
コンプライアンスの時代にあって Adan Kadan Blog
Y!B 天災機能(11) あぶないブロガー11

牛男さんの「『善意』についての五つの省察 」を読んでコメント欄でのわたしとAdan Kadanさんのやりとり。
トンコ
やはりキモは法律論だとわたしは思います。ほんとに撤廃を実現するには。狙うは大将の首一つ!六文銭の旗を押し立てて、キリのように敵陣に突入すべし!ぶお?っぶお?っ(ほら貝)。。。以上大阪夏の陣天王寺決戦における真田幸村勢から実況でした。
Adan Kadanさん
やっぱり大物狙いですよね、楽しいのは(爆) 天下のYahooなら相手にとって不足はなし。。(中略)(いじめと善意の問題は、価値観がからむから、奥深いし正解はないと思います。機能は、「変えさせれば勝利」ですからね。「勝利」がありうる・笑)

元記事 http://blogs.yahoo.co.jp/tonko_hard/24811907.html
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